人生黄金律

第9弾) 納期と集中力の法則

納期と集中力の法則
「納期と集中力の法則」とは、
目的とするゴールに到達するまでの期間設定がもたらす、
パフォーマンスの基本原則です。

「納期と集中力の法則」とは、目的とするゴールに到達するまでの期間設定がもたらす、パフォーマンスの基本原則です。

図1:納期とゴールの関係
図1:納期とゴールの関係

低空飛行の無駄

一概に、納期までの期間が長ければ長い程、パフォーマンスが上がるというものではない。
かえってゆとりがありすぎると、なかなか始動しなかったり、低空飛行をしている時間が長くなり、生産性が悪い場合が多いのだ。

いつもゴールを後ろへ後ろへと設定しようとする人は、低空飛行期間をゆったりとって納期の計算をしている。
低空飛行期間が長い人に、「その間、何をしてたんですか?」と質問すると、「色々頭で考えていた」などと答えるが、実際はダラダラと時間が経過し、その間はほとんど成果に結びついていない場合が多い。
ゆとりがあるがゆえに、思考や集中力が分散するため、思っているほど結果が出ないのだ。

だが、この人達より、まだタチの悪い人がいる。
それは納期を意識せず、目の前にあることしか考えない人達だ。
このタイプは、低空飛行時間が長いだけでなく、始動するまでの時間も長く、下手をすると始動することさえ忘れていることがある。
この人達に「あれどうなってる?」と聞くと、「他の仕事が忙しくて・・・」「やろうとしたんですが上手くいかなくて・・・」など、言い訳のオンパレード。
こういう人は他の仕事でも同様に目先に追われ、明確な納期を設けず、結果、何をやらせてもうまく行ったためしがない。

一概に、納期までの期間が長ければ長い程、パフォーマンスが上がるというものではない

本来、人は、目的に対して絶対ゴールするんだと強い意志を持っていれば、必ず納期を意識するようになる。
また、納期が迫り追い込まれて瀬戸際に来ていても、ゴールする意志がブレていなければ自分の脳をフル回転し、その場をなんとかクリアしようとする。
この状態になると、普段は出てこない不思議なパワーが自分に宿り、「火事場の馬鹿力」や「ひらめき」が出てくることがある。
過去に修羅場を潜り抜けた人は、土壇場で「馬鹿力」や「ひらめき」に助けられた経験を必ず持っているはずだ。
私の経験から、人間の脳は満ち足りて悠々自適の時よりも、切羽詰まって集中力を要する時の方が アイディアが出やすい。
短時間に集中することで、普段なかなか入ることができない「深い部分」で思考をすることが可能になり、上質なシナリオが生まれてくるからなのだ。

行き詰ったり停滞している時、「もう少し早くゴールするために何をしたら良いのか」と問われ、「いくら考えても何も出てこない」と言訳けする人は、間違いなく真剣に考えていない証拠、そして余裕がある証拠である。
心のゆとりや甘さが、本来持っている自分の能力にブレーキをかけていることに気付かず、思考を止め、己にギブアップしているだけなのだ。

水を中途半端に温めても、いつまでたっても沸きはしない。
沸騰させるには、一定時間集中して熱しなければならないのだ。
それにはまず、自分が熱く燃え100℃以上になり、沸騰するまで集中することが大切なのだ。
水は沸騰するとぐつぐつゆで上がり、そこにはまさに今までとは違うパワーが生まれ出されるのである。

時間軸(横軸)×達成点(縦軸)が大きな成果(面積)の差になる

さて、ここで図1の「納期とゴールの関係」を、Fast、Medium、Slowの3タイプが同じことを繰り返し行ったと考えてみよう。
当然だが、時間に経過に対して、それぞれのFast、Medium、Slow の成果として占める面積の差は広がるばかりだ。
では、繰り返している間に、どういうことが起こるのだろうか。

まず、Fastは同じ時間軸の中で、到達点が他より高いため(縦軸)、先行者利益を得ることが可能となる。
上段からMediumやSlowを見下ろすことができるため、視点が高くなり視界も広がり、また、他の人よりも早く先が読めるようになる。
その結果、物事を先手先手で進め、先行者利益で得た軍資金を有効に投入できる可能性が高くなるのだ。
「金鉱脈の法則」参照)

次に、Fastは同じ到達点なら、時間軸が早いため(横軸)、先行者指導することが可能となる。
上流からMediumやSlowに影響を与えることが可能になるため、自分の経験を生かし、 ルールや仕組みを提供できるようになる。
その結果、先駆者として先生や指導者の立場で、自分が有利に物事を進めていくことが可能になる。

つまり、常日頃からゴールに対して人より早く到達できるということは、単にスピードが早いというだけでなく、そこから得られる先行者利益やノウハウで圧倒的優位性をキープし、様々なチャンスをつかみ生かせる可能性があるということなのだ。

常日頃からゴールに対して人より早く到達できるということは、単にスピードが早いというだけでなく、そこから得られる先行者利益やノウハウで圧倒的優位性をキープし、様々なチャンスをつかみ生かせる可能性がある

スピードが人生の波を乗り越える

どんな人も人生、一本調子で、右肩上がりの人はいない。
家庭環境、職場環境、経済環境、健康状態など 生きている中で色々な波が押し寄せてくる。
ここで、大切になるのは、波が発生した時、より影響の少ない高い位置やステージにいること。
また、できるだけ波の発生に近いところ、上流や初動の位置にいることである。
人生の荒波は誰にも止められない。
しかし、常にゴールに対して早く到達していることでダメージも最小限に押さえられるのだ。

大切になるのは、波が発生した時、より影響の少ない高い位置やステージにいること

日常の意識や習慣の差が、人生の大きな差を生み出すことはご理解頂けたと思う。
今後はこれから必ず訪れる人生の荒波に備えて、今から常にゴールと納期を意識し、スピード感と集中力をもって質の高いパフォーマンスを追及していく努力が大切だ。
もし、あなたにこの荒波達を乗り越える底力がつけば、そこには素晴らしい人生が待っているはずだ。

あなたにこの荒波達を乗り越える底力がつけば、そこには素晴らしい人生が待っているはず

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